みなさん新しい日本紙幣には慣れましたか?

新紙幣には国の花である桜が描かれていましたね。

それぞれの国には、国の代表する国歌、国花などがあり、国石もあるということをみなさんはご存じですか?

国石(こくせき)とは

その国家を代表・象徴する石(宝石)のことを指します。

多くの国が自国で産出した石を象徴としています。

※歴史的背景や王族が所有する宝石など、自国の産出石でない国もあります。

すなわち、国石を知ることで、石の産地が見えてくるということなのです。

そこで、どんな石が国の石に選ばれているのか、ほんの一部をご紹介しますね。

今回の石はこちら!

ネフライト

名称ネフライト(南玉)
鉱物種ネフライト(透閃石・緑閃石)
硬度5-6
産地インド・ロシア・中国・アメリカ・カナダ など
半透明または不透明の緑、若草色、白 など

ネフライトはアクチノライト(緑閃石)とトレモライト(透閃石)を主体としたした鉱物です。

鉄とマグネシウムを含み、鉄が多くなれば緑に発色し、マグネシウムが多ければクリーム色や白に発色します。

かつてヒスイに分類されていた石ですが、現代の日本ではヒスイ=ジェダイドを指すので、ネフライトをネットで検索すると、

「ジェダイド・ジェイド」とヒスイを表す言葉が出てきます。日本ではヒスイではないとされていますが、国によって考え方が違うため、今でもネフライトをヒスイという国も少なくありません。

ネフライトを国石にしている国

🇳🇿ニュージーランド

古くからネフライトの産地であり、先住民族であるマオリ族の人々は、ネフライトのことを現地の言葉で「ポウナム」と呼びます。

ポウナムは神秘的な力を持つ神聖な石として重宝され、斧などの生活道具のほか「マオリカービング」と呼ばれる伝統彫刻を用い、装身具として利用してきたそうです。

現代でもその技術は受け継がれ、自然や神様をモチーフにした温かみのあるデザインは人気があるようです。

🇨🇳中国

古来から装飾品や実用品として親しまれたことが由来です。

中国におけるネフライトの文化は、ジェダイトが使用される1万年以上まえに使用されていました。

中国では現在幻とされる最上級のネフライト「和田玉(ホータンギョク)」があります。

ウィグル自治区の「和田」地域で採れる、和田玉は純白の肌をしたネフライトで歴代の中国の王たちに「真の玉」と称され、世紀を越えて熱狂的に愛されてきました。