
みなさん新しい日本紙幣には慣れましたか?
新紙幣には国の花である桜が描かれていましたね。
それぞれの国には、国の代表する国歌、国花などがあり、国石もあるということをみなさんはご存じですか?
国石(こくせき)とは
その国家を代表・象徴する石(宝石)のことを指します。
多くの国が自国で産出した石を象徴としています。
※歴史的背景や王族が所有する宝石など、自国の産出石でない国もあります。
すなわち、国石を知ることで、石の産地が見えてくるということなのです。
そこで、どんな石が国の石に選ばれているのか、ほんの一部をご紹介しますね。
今回の石はこちら!
ネフライト
ネフライトはアクチノライト(緑閃石)とトレモライト(透閃石)を主体としたした鉱物です。
鉄とマグネシウムを含み、鉄が多くなれば緑に発色し、マグネシウムが多ければクリーム色や白に発色します。
かつてヒスイに分類されていた石ですが、現代の日本ではヒスイ=ジェダイドを指すので、ネフライトをネットで検索すると、
「ジェダイド・ジェイド」とヒスイを表す言葉が出てきます。日本ではヒスイではないとされていますが、国によって考え方が違うため、今でもネフライトをヒスイという国も少なくありません。
ネフライトを国石にしている国
🇳🇿ニュージーランド
古くからネフライトの産地であり、先住民族であるマオリ族の人々は、ネフライトのことを現地の言葉で「ポウナム」と呼びます。
ポウナムは神秘的な力を持つ神聖な石として重宝され、斧などの生活道具のほか「マオリカービング」と呼ばれる伝統彫刻を用い、装身具として利用してきたそうです。
現代でもその技術は受け継がれ、自然や神様をモチーフにした温かみのあるデザインは人気があるようです。
🇨🇳中国
古来から装飾品や実用品として親しまれたことが由来です。
中国におけるネフライトの文化は、ジェダイトが使用される1万年以上まえに使用されていました。
中国では現在幻とされる最上級のネフライト「和田玉(ホータンギョク)」があります。
ウィグル自治区の「和田」地域で採れる、和田玉は純白の肌をしたネフライトで歴代の中国の王たちに「真の玉」と称され、世紀を越えて熱狂的に愛されてきました。