手元に定期便の宝石が届いたら、とっても嬉しくて、光にかざしてみたり、ルーペで石の奥を覗いてみたり、いつまでも眺めてしまいますよね。
蛍光反応を楽しもう!の第二弾は、ブラックライトで光る石をご紹介します!
ブラックライトの説明については、【蛍光反応を楽しもう!①】をご覧ください!
ブラックライトは光を直に見たり、むやみに肌に照射したりするのは控えましょう。
ブラックライトで光る石
フローライト
紫外線での発光現象を初めて発見したとされているのがフローライト。
「蛍石」の和名も、発光現象が所以です。
紫外線で光る現象をフローライトになぞらえて「フローレッセンス」といいます。
アンバー
アンバーも発光物質を含む石です。普段は何の変りもないはちみつ色のアンバーでも、ブラックライトを当てるとブルーのネオンカラーに。ブルーの色が強いものは「ブルーアンバー」の別名も。
ルビー
ルビーの赤の発色を出す「クロム」が発光物質で、赤い蛍光反応があります。
けれども深みのあるルビーには鉄が含まれ、鉄は蛍光性を抑圧する性質があるので、クロムと鉄との割合によっては蛍光が弱くなることも。
同じ鉱物でも、産地や含まれる成分、合う波長の違いがあるので、すべてが発光するとは限りません。
鑑定の点で言ったら、鉱物鑑定の一つのヒントでしかないので「発光しないから偽物」とは一概には言えないのが、面白くもあり、難しいところ。
みなさんは真偽を図る気持ちでなく、純粋に「発光」を楽しんでみてくださいね!