教えて!ファルジャドさんvol-003 ジャイプールについて

弊社では主にインド・ジャイプールの宝石バイヤーさんたちの協力の元、廃棄宝石定期便を皆様にお届けできております。そこで、ジャイプールのバイヤーさんたちの窓口になっていただいているモハメド・ファルジャドさんのことや現地の様子をご紹介いたします。

ピンクシティ:ジャイプール

皆さんは、インドにあるジャイプールという街をご存知でしょうか?

名前は聞いたことがある!という人も多いかもしれません。

インド北西部に位置するラジャスタン州の州都ジャイプール。

「ピンクシティ」として有名なだけあり、街の中心部ではピンクの建物がずらっと並びます。サーモンピンクの鮮やかな色合いは、赤砂岩を用いて造りあげられています。

なぜピンクの建物?

1876年にヴィクトリア女王の息子であるアルバート王子がジャイプールに訪れる際、歓迎の意を込めて街中を彼の好きなピンク色に染めました。

ランドマーク的な存在【風の宮殿】

観光の名所としてどの季節でも観光客で賑わっているこの宮殿は、マハラジャ ジャイ・シン2世が建てたもの。

当時の宮廷の女性たちは、外出が許されず人前で姿を見せることが禁じられていました。そんな彼女たちが姿を見せることなく外を眺められるようにと、宮殿には街に面した小さな窓がいくつも設けられているそうです。

”宝石の都”

歴史情緒にもあふれたジャイプールは、街並みがかわいいというだけではなく、宝石の加工・生産・流通に深く関わりを持つ”宝石の都”です。

繊細な作業と高い技術の求められる研磨職人が沢山いることから、各地で産出された多くの宝石はジャイプールに集まり、加工されていきます。

現在、ジャイプール市内の宝石加工会社は大小合わせて800〜1000社あるとも言われています。
そして美しい宝石たちを販売する数多くのジュエリーショップも存在します。

ハイグレードな老舗のお店から、カジュアルな雰囲気のお店まで。

また、ジャイプール中心地の大通り”ジョハリ バザール”では、賑やかな市場の中で金・銀・宝石を買うこともできるそうです。

歴史あるこのバザールでは、熟練した職人技によって生み出されたマハラジャの伝統的な装飾品たちも並びます。

観光に行けば、かわいい街並みにわくわくしながら宝石のショッピングも楽しめます!

ジャイプールには国際空港もあり、デリー空港からは国内線で約1時間から1時間半ほどで到着します。

古き良きマハラジャの伝統が残る、かわいいピンクの街。

多くの宝石加工や販売に関わるジャイプールで、今日も新たな宝石が生み出されています。