紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。

なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?

今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!

ミキモト真珠島

鳥羽湾に浮かぶ小島

「ミキモト真珠島」は最寄りの鳥羽駅から徒歩約10分、伊勢自動車道の伊勢ICから車で約15分。鳥羽の穏やかな鳥羽湾に浮かぶ小島です。1893年ミキモトの創業者・御木本幸吉が世界初の真珠の人工養殖が成功した場所であり、“真珠文化”の発祥地となります。

島内は、真珠博物館、お土産などの販売をするパールプラザとレストランが隣接し、博物館から反対側の静かな場所に、御木本幸吉氏の記念館があります。

一階エリア「真珠のできる仕組み」「真珠の生産と流通」

真珠博物館は一階・二階でテーマが分かれています。

真珠を生み出す母貝となる「アコヤガイ」の生態や真珠の核を入れる技術と真珠層が形成されるメカニズムなどの紹介と、「浜揚げ」と呼ばれる養殖場での採取などの作業の様子や、自然環境に配慮した「持続可能な真珠養殖」の取り組みを、宝石として真珠が流通に上がるまでと共に解説しています。

二階エリア「天然真珠の時代」「養殖真珠の時代」

自然が生み出す偶然の産物であったバロック真珠が、古くヨーロッパの王侯貴族から愛されていたことが分かるペンダントやブローチの装飾品から、美しい球体真珠を作り出す養殖技術の成功によって真珠を使用した近代的デザインの数々まで、真珠が「自然の恵み」から「文化の象徴」へと昇華し、ジュエリー史の中で真珠が果たした役割を示す美術工芸展示となっています。

ここだけの海女の素潜りイベント

ミキモト真珠島では、実際に海女が素潜りで真珠貝を海から採取する実演が見学できます。

日に7回行われる素潜りは必見です。

またアコヤガイから真珠を取り出す体験や、クセサリー作り体験なども楽しめます。

面白いところでは、レストランでアコヤガイの貝柱をいただくことも出来ますよ。

Information
ミキモト真珠島博物館

入館料: 大人1,650円(1,320円)  小人(小・中学生) 820円(660円)

※( )は20名以上の団体料金

開館:

2025年の営業時間

      10/14~11/24 9:00~17:00

      11/25~12/23 9:00~16:30

      12/24~12/31 9:00~17:00

2026年の営業時間

   01/01~01/04 9:00~17:30

      01/05~03/18 9:00~17:00

   (入場券売り止めは閉場時間60分前まで)

休館:毎年12月第2火曜日より3日間休業

住所:〒517-8511 三重県鳥羽市鳥羽1-7-1

電話:(0599)25-2028Mail: info@pearl-island.jp

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