
紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。
なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?
今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!
伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアム

伊豆高原の一角、可愛らしい天使のオブジェがある素敵な庭がみえたら、そこは「伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアム」です。
伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアムは、ジュエリーデザイナーである館長自らが収集したアンティークの宝飾品やドレスなどを多数展示しています。
展示の品々は19世紀のビクトリア王朝時代(1837~1901年)のいわゆる上流階級と呼ばれた貴族の女性たちを華やかに飾った、約1000点以上のアンティークジュエリーやドレスとなっています。
アンティーク・ジュエリーは年代別に19世紀の前期・中期・後期と部屋が別れており、それぞれジョージアン、ヴィクトリアン、アール・ヌーヴォー、アール・デコといった歴史的様式ごとに構成・解説がされています。繊細な金細工や、アールヌーボー期を代表する作家「ルネ・ラリック」のエナメルリング、アメシストを使用したカメオのカット技術など、その時代の装飾文化の流行と、当時の技術の職人たちが生み出した精緻な技巧はまさに必見の品。
ちなみにカメオはカメオの部屋があり、こちらも様々な素材を使用したカメオ細工が並び、素材によってカメオの印象も変わるが分かります。
19世紀のドレスの展示もありますので、ジュエリーがどのようなスタイルで身につけられていたのかも、よりリアルにイメージすることが出来ますね。
また有料ではありますが、19世紀を思わせるアンティーク調ドレスの試着体験も出来ますよ。男性や小さなお子様の衣装もありますので、ご家族でヨーロッパの貴族になったつもりで、記念写真を撮ってみてはいかがでしょうか。


