
今回は日本各地にある、その地ならではのエネルギーを感じられるパワースポットと、その地に縁(ゆかり)ある宝石をご紹介します。
広島県庄原市勝光山のフェアリースキンサファイアとイザナミノミコトのスピリチュアルパワー
名称 | フェアリースキンサファイア |
鉱物種 | パイロフィライト・葉蝋石(ようろうせき) |
硬度 | 1.5~2 |
石言葉 | 創造・神話・愛 |
広島県庄原市の勝光山は、かつてから採掘が行われた鉱山地帯であり、現在も工業用の鉱物資源の採掘が行われている鉱山です。鉱山遺跡としての価値に加え、この一帯からはコランダム(サファイア)が産出することで知られています。
国内でサファイアが確認できる地域は限られており、勝光山は鉱物愛好家にとって貴重なエリアの一つです。
広島県庄原市で産出されるサファイアは、特に「フェアリースキンサファイア」という俗称で知られています。これは、その独特な質感に由来すると考えられています。

「フェアリースキンサファイア」は、パイロフィライト(葉ろう石)という触れると蝋のようなすべすべとした手触りが特徴の鉱物種になります。その質感からフェアリースキン(妖精の肌)と呼ばれ、その中にサファイアが混在しています。
また灰色のパイロフィライトに包まれた青いサファイアが虎の毛皮のような模様を作ることから、「虎石」とも呼ばれます。日本ではろう石の主な産地は岡山県ですが、この灰青色の紋様が浮かぶものは広島県庄原市の勝光山が中心的な産地となります。
庄原に残る日本の超古代のパワースポット
日本神話の中でも重要な役割を持った一柱であるイザナミノミコトは、夫のイザナギノミコトと共にアメノヌボコで日本列島を作ったとされます。
広島県庄原市の熊野神社
『古事記』にも記される由緒ある神社。特にイザナミノミコトの陵を遥拝する場所として知られています。樹齢千年を超える杉の巨木に囲まれた境内は、神聖な静寂を感じさせる庄原随一のパワースポット。

比婆山御陵 / 比婆山連峰
古事記に登場する女神イザナミノミコトの陵墓とされる伝説の巨石。熊野神社から続く「古事記への路」は、信仰と大自然が融合した神聖な空間でもありトレッキングコースとしても人気のあるパワースポットです。

葦嶽山
「日本ピラミッド」とも称される神秘の山。神武天皇陵の伝承をはじめ、三角錐の山容と巨石群が存在し、古代からの叡智が宿る聖地とされています。スピリチュアルなエネルギーを感じたい方には特におすすめ。