
紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。
なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?
今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!
ミュージアムパーク茨城県自然博物館

日本最大級の自然博物館
自然環境保全地域となる「菅生沼」にほど近い地域に建つ「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」は敷地面積が15.8haと日本最大級の自然博物館です。
本館の建物内の博物館と豊かな自然あふれる野外の施設と別れているので、老若男女問わず、一日中楽しめる施設となっています。
館内に入って最初にみなさんが驚くのは、中国・内蒙古自治区で産出された「松花江マンモス」の化石レプリカ。世界最大級のマンモスは体長9.1m高さ5.3mもあり、足元をくぐるように歩く事も出来ます。その後、一階から頭をのぞかせたアジア最大級の竜脚類「ヌオエロサウルス」(白亜紀前期に生息)のご対面。こちらも体長26m高さ9.75mと大きな化石模型です。そのほか 中生代(約2億5,217万年前~約6,600万年前)から現存する植物で生きている化石と呼ばれる「メタセコイア」の標本もお出迎え。
展示は第1展示室から第5展示室のほか、植物・動物・地学の部門展示があります。

見どころ
第2展示室「地球の生いたち」では、生命の進化と共に地球46億年前の誕生より長い年月をかけ生まれた地層・鉱物を展示しています。
また以前は企画展示でのみで展示されていたアメシストジオード(紫水晶の巨大晶洞)常設展示となったことも見どころの一つです。およそ幅2m重さ2t以上という巨大なアメシストジオードは、アメシストの美しさにも目を奪われますが、結晶内部にある別の鉱物にも驚きの感動が。何の鉱物が含まれているかは、ぜひご自分の目で確認してみてくださいね。