みなさん新しい日本紙幣には慣れましたか?

新紙幣には国の花である桜が描かれていましたね。

それぞれの国には、国の代表する国歌、国花などがあり、国石もあるということをみなさんはご存じですか?

国石(こくせき)とは

その国家を代表・象徴する石(宝石)のことを指します。

多くの国が自国で産出した石を象徴としています。

※歴史的背景や王族が所有する宝石など、自国の産出石でない国もあります。

すなわち、国石を知ることで、石の産地が見えてくるということなのです。

そこで、どんな石が国の石に選ばれているのか、ほんの一部をご紹介しますね。

今回の石はこちら!

カーネリアン・サードニクス

名称カーネリアン
鉱物種カルセドニー/紅玉髄
硬度
産地インド・ブラジルなど
半透明の赤やオレンジ
名称サードニクス(サードニックス、サードオニキス、サードオニックス)
鉱物種サードニクス・紅縞瑪瑙(べにしまめのう)
硬度6.5-7
産地ブラジル・ウルグアイ・インド ほか
半透明で赤やオレンジと白の縞模様

カーネリアンはカルセドニー(玉髄)グループでも赤〜オレンジの石をさします。

サードニクスは同じカルセドニーに属するアゲートの一種で、赤やオレンジの石に白の縞模様が入る石をいいます。

ふたつの石の違いは縞模様の有無ですが、現在はほぼ混同されて流通しています。

カーネリアン・サードニクスを国石にしている国

🇸🇪スウェーデン

カーネリアンを材料としたカメオ細工が伝統工芸であることから選定されました。

🇳🇴ノルウェー

カーネリアンを材料としたカメオ細工が国の伝統工芸であることから選定されました。

🇩🇰デンマーク

サードニクスを材料としたカメオ細工が盛んであることから選定されました。

【カメオとは】

柄が表面に浮き上がるように彫られた「浮き彫り彫刻」のこと。

反対に柄がへこむ形で彫られた「沈み彫り彫刻」はインタリオと呼ばれます。

カメオのルーツは約5000年前にまでさかのぼります。

初期のカメオはシェル(貝殻)を用いたものが多く、サードニクスやカーネリアンなどが用いられ始めたのはルネッサンス以降のことでした。

現代では女性のジュエリーが主流ですが、以前は女性よりもむしろ男性が持つ必需品でした。

カメオは時代によって活用法がかわり、崇拝する神を象った護符、富と権力を象徴するアイテム、兵士が愛する女性を彫って帰還を誓うなど、存在意義や目的を変えながらも半透明の石に浮かび上がるカメオの彫刻は、古代から現代にいたるまで人々に愛されてきました。