紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。

なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?

今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!

東北大学総合学術博物館

出典:ウィキメディア・コモンズ

仙台駅から車で5分。

仙台市地下鉄東西線の場合は青葉山駅の「北1出口」より徒歩5分。

遠目から見ると大きな病院のような近代的な建物です。けれどもちゃんと各所に「東北大学総合学術博物館」と書かれています。博物館の前に専用無料駐車場もあるのがありがたいところ。

大学の施設ということもあり、入場料金は大人でも150円と破格のお値段。

館内はけして広いとは言えませんが、工夫されて置かれた化石の骨格標本は、来場者との距離が近いので恐竜の大きさをリアルに感じられます。館内は1階2階に別れていますが中央部分は吹き抜けとなっており、大きなクジラの骨格標本が空中を泳ぐように展示されています。

大学生の研究・教育活動の一環として収集された約1200点もの化石・岩石・鉱物・鉱石標本は、年代によってまとめられています。

46億年前に誕生した地球がどのような変貌を遂げ、その内に存在・滅亡を繰り返すあまたの生物・鉱物の変動を、来館者が分かりやすいように先カンブリア紀から近代宇宙まで、観覧ルートにそって展示されています。

鉱物の見どころ

地球の鉱物や岩石は、内部の火成活動や変成作用のほか地表の風化作用や堆積作用などによって生成されます。鉱物のできる過程の違いや、温度・圧力などといった物理的な条件や、元素組成など、普段では知ることのできない深い知識を分かりやすく表示されています。

ガラス越しの鉱石を夢中に眺めていてはいけません。思いもよらないところにどんと置かれた水晶やアメシストドームにびっくりすることになります。

二階通路には恐竜の傍らにごろごろと置かれたアンモナイトが。接触禁止を意味するポールがあるだけで、こんなに近くにおいていいの? とドキドキしちゃいます。

出来るまで長い年月が必要な鉱物・宝石は古代の展示物だけにあるわけではありません。

宇宙より飛来した隕石の中にも、宝石は隠されています。

どんな物が隕石に含まれているのか、ぜひ見に行ってみてくださいね!

東北大学総合学術博物館YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/@thetohokuuniversitymuseum8367

Information
東北大学総合学術博物館

入館料:大人/150円(120円) 小・中学生/80円(60円)

※()は20名以上の団体料金

開館:10:00-16:00

休館:月曜日(月曜祝日の場合、祝日明け・年末年始ほか)

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