紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。

なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?

今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!

久慈琥珀博物館

久慈琥珀博物館(外観 (2019年3月)
タイ19080914, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

久慈琥珀博物館は、日本で唯一の琥珀専門の博物館です。

「見る・知る・触れる・作る」が出来る体験型博物館。

久慈の琥珀は約9,000万年前のものになります。時代でいいますと、中生代白亜紀後期(恐竜時代)。これは世界的に見ても古い時代の琥珀と言えます。

琥珀とは…約3,000万年以前の樹脂の化石のこと

クジコハクトガマムシが閉じ込められた久慈琥珀
中峯 秀、山本 聡 (2018) 上部白亜紀久慈琥珀から発見されたトゲオオカミキリの新属新種 (脈翅目: Rhachiberothidae) ZooKeys 802: 109-120. https://doi.org/10.3897/zookeys.802.28754, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
アクセスルート

博物館は久慈市郊外にあり、公共交通機関からは離れています。

なぜかと言いますと、大正7年頃まで琥珀採掘をしていた採掘場を基に、博物館が作られたからです。

坑道跡は見学でき、採掘現場の雰囲気を体験することができますよ。

公共機関の場合
  • 東北新幹線・盛岡駅→岩手県北バス
  • 久慈こはく号(2時間10分)→バス停「森前」→JRバス東北・白樺号(2時間40分)→バス停「森前」
  • 東北新幹線・二戸駅→JRバス東北・スワロー号(1時間)→バス停「森前」*バス停「森前」からは事前予約で無料送迎があります。
  • 東北新幹線・八戸駅→JR八戸線・久慈駅→タクシー(約10分)
車の場合
  • 三陸自動車道・久慈IC→博物館まで7.4Km (15分)
  • 三陸自動車道・久慈南IC→博物館 まで7.3Km(12分)

久慈琥珀博物館の見どころ

博物館は新館・本館とあり、日本だけでなく世界の琥珀が展示されています。

琥珀の成り立ちから交易ルート(アンバールート)などの歴史はもちろん、琥珀を使用したモザイク画はぜひともご覧いただきたい。

野外には採掘体験エリアも!

琥珀採掘体験(4月~11月末頃) 要予約

博物館のスタッフの指導のもと、野外の白亜紀の地層から、道具を使って琥珀の採掘体験が出来ます。

琥珀玉づくり体験(年中開催) 前日15時までに予約

手作業で琥珀を削り、勾玉やペンダントを作る体験です。年齢問わず楽市むことができ。体験キットのお持ち帰りも出来るので、ご家族のお土産にも。

Information
久慈琥珀博物館

入館料:大人/500(400)円 小・中学生/200(150)円

※()は20名以上の団体料金

開館:10:00-17:00(入場16:30まで)

休館:日曜日・月曜日(年末年始ほか休館日あり)

住所:〒028-0071 岩手県久慈市小久慈町19-156-133

電話:0194-59-3831 (9:00~17:00)

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