紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。
なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?
今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!
北海道大学総合博物館
今回は「少年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士が初代教頭の、北海道大学(旧札幌農学校)のキャンパス内にある北海道大学総合博物館をご紹介。
北海道大学にはJR札幌駅で下車して、徒歩7分で正門にたどり着けます。
そこから緑豊かなキャンパス内を進み、クラーク像を見つけたら北に150m進むと北海道大学総合博物館です。
ちなみにコートをはためかせ指を指しているクラーク像は、羊ヶ丘展望台にあります。
大学内のクラーク先生は威厳がありますね。
北海道大学総合博物館は昭和4年(1929年)11月に完成し、もともとは旧理学部本館の建物です。当時の構内では鉄筋コンクリートの本格的建造物は初めてのもの。今では構内で最も古い鉄筋コンクリートの建物になっています。
古さはありますが、スクラッチタイル(多数の細いみぞ模様)を使用したモザイク画のような壁は、おしゃれでモダンな雰囲気。入る前から博物館への期待が高まります!
構内も広いですが、博物館も広いので館内全てを拝観すると半日以上かかります。博物館で発行されているリーフレットで、見たいエリアを確認しておくといいですよ!
岩石・鉱物・鉱石標本類があるエリア
感じる展示室(2階)
こちらは岩石・鉱物・鉱石のほか、生物の標本類も展示されています。
ここは“感じる”と付けられているように、展示物に実際に触れて感じることが可能なエリアです。
眺めるだけでは感じられない質感や温度をぜひ体感してみてください!
収蔵標本の世界(3階)
こちらの展示室ははじめに鉱物エリアがあり、動線に沿って進むと岩石エリアへと続きます。
標本は、鉱物106点、岩石178点、化石9点他、総数358点が収容。
収蔵の中には、千島列島や北朝鮮産など、現在では入手困難・不可能な鉱物も含まれているそう。
また日本全国から採集され全試料の化学分析データも揃った黒曜石(オブシディアン)の標本や2023年1月に発見された新種の鉱物「北海道石」なども収蔵されているほか、北海道内で既に閉山された各鉱山の鉱石・変質母岩類などここでしか見られない展示物も。
ちなみに、行かれた方が口々に言うのは、1階カフェのソフトクリームが絶品だということ。
遊びに行った際はぜひ食べてみてくださいね!