エンジェライト

エンジェライトの基本情報

名称	エンジェライト
鉱物種	アンハイドライト・硬石膏（こうせっこう）
硬度	3.5
産地	ペルー

エンジェライトの特徴

穏やかなミルキーブルーが特徴のエンジェライトは「アンハイドライト」と呼ばれる鉱物の一種になります。

アンハイドライトは海や塩湖の水が蒸発することで生成される硫酸塩鉱物の一種であり、ドロマイトやカルサイトなどと一緒に生成されます。和名では｢硬石膏｣｢無水石膏｣と言いますが、成分が石膏に類似していたために硬く変質した石膏と長く思われていましたが、近年、石膏とは別種の鉱物と判明しました。

1987年頃よりアンハイドライトのうち、ペルーで産出される乳青色の石のみを「エンジェライト」として流通され始めました。

エンジェライトの特徴的なミルキーブルーの発色原因はアンハイドライトにストロンチウムなどの含有によるものです。同じ成分を含む鉱物に「セレスタイト(セレスティン)」があります。

エンジェライトは硬度が低く、水分や汗で変質しやすいため、流通されているものは表面に保護加工が成されています。

癒し効果は本物？

エンジェライトの名はギリシャ語の「angelos(天使)」に由来していますが、パワーストーンとして天使のような癒し効果があるのだとか。

その癒し効果は、スピリチュアルなもののように思いますが、古来中国では、硬石膏には解熱作用があるとして漢方薬として用いていたようです。発熱で疲労した体への解熱剤は、ダイレクトの「癒し効果」ですね。

ここでちょっと面白いのは、当時の硬石膏は方解石(カルサイト)と呼ばれていたようです。けれども硬石膏には解熱作用がありますが、方解石には昇温作用があるので、硬石膏と方解石は真逆の作用が。今ではちゃんと区別されていますよ。

エンジェライトは12月5日の誕生日石です。

相性の良い石

エンジェライト✕セレスタイト…円滑な人間関係を促す

エンジェライト✕アクアマリン…家庭円満・絆を強める

エンジェライト✕淡水パール…愛情と安らぎを与える

エンジェライトの浄化方法

浴水	太陽光	月光	セージ	塩	水晶	音
◎	✕	◎	◎	〇	◎	◎