地球が創り出した宝石たちは、見ているだけでとっても幸せな気持ちになりますよね。
時として私たちの感性や想像力を豊かにしてくれる宝石は、物語の主軸になることも。
このシリーズでは作中に宝石が登場する書籍をいくつか紹介します。
ここで紹介した書籍が、今後あなたの「お気に入りの本」になる作品があったら嬉しいです。
こんな人にオススメ!
- 王道のバトルアクションが好き
- 宝石・鉱物のパワーストーンの効果も知りたい
アラガネの子
(著)佐々木尚(少年ジャンプ+)
どんな物語?
そこは日常生活に“石”が不可欠な世界。鉱石職人をしている朱星(あけぼし)はとある地下集落で、灰(かい)という少年に出会う。はじめはぶっきらぼうな灰だったが、朱星の人柄に少しずつ心を開いてゆく。けれども灰は、家族と己自身に、他人には明かせない秘密を抱えていた。いつかその秘密を解決すべく、灰は頑張って生きていた。
しかし鉱石職人の朱星の元に、「買ってほしい鉱物がある」というバイヤーが表れ、灰の運命は動き出す…。
こちらは灰が朱星と師弟の絆を結び、自らの運命と戦う少年漫画の王道をゆくオリエンタルファンタジー。
鉱物がランプの明かりだったり、水を作り出したりと、作中の宝石の使い方もロマンがあります。
バトルシーンの技にもルビーやダイヤ、タイガーアイなどの宝石がでてきます。石の能力も書かれており、読みながらパワーストーンの知識も増えていきますよ。宝石だけでなく鉱物もたくさん出てくるので、宝石も鉱物も両方大好き!という人にお薦めです。
*作品に出てくる宝石*
レッドダイア、ルビー、タイガーアイ、輝安鉱、ラピスラズリ、銀、オニキス、ブラッドストーン など
この石どんな石?
タイガーアイ
タイガーアイの最大の特徴は、光の反射によって虎の眼のように見える縞模様(シャトヤンシー)。この特徴からタイガーアイの名が付きました。
古代エジプトでは、タイガーアイは「天の瞳」「第3の眼」と呼ばれ、神々の像の目にタイガーアイを使ったといわれています。強い輝きを放ち、見る角度によって光彩が変化する様子から、すべてを見通す心眼に通じると考えられていたようです。