べっ甲の基本情報

名称べっ甲
鉱物種ケラチン
硬度2-3
産地インドネシア・セーシェル・モルディブ・西インド諸島に生息(絶滅危惧種)

べっ甲の特徴

べっ甲は、ウミガメの一種タイマイの甲羅の加工工芸品です。

日本でのべっ甲細工の歴史は300年ほどに上り、江戸時代には眼鏡のフレーム・櫛・かんざし・帯留め・ブローチ、ボタンなどに加工されて普及しました。

なんと徳川家康もべっ甲フレームの眼鏡をかけていたそうですよ!

現代でも、べっ甲柄のこうした製品をよく見かけますよね。飴色でまだら模様のあるアレです。ギターのピックなどでもありますね。

しかし、そのほとんどはプラスチック製の模造品となっています。

模造品と区別するために、本物のべっ甲は「本べっ甲」とも呼ばれ、その希少性をとってみれば、現在ではダイヤモンドよりも価値の高いものとなっています。

日本文化とかかわりの深いべっ甲

日本におけるべっ甲の歴史はかなり古く、飛鳥・奈良時代にさかのぼります。

約1300年程前、聖徳太子によって隋に遣わせた小野妹子が持ち帰った献上品の中に、べっ甲を用いた美術品があります。

また、奈良の正倉院の宝庫に、数点のべっ甲細工が、日本に現存する最古のべっ甲として保存されています。

天然のべっ甲には一定方向に繊維の筋が通っていて、髪に挿した時に簡単にずり落ちてこない性質があり、江戸時代には櫛やかんざしなど、多くのべっ甲細工が作られ女性を美しく飾りました。

当時は、亀は鶴とともに「めでたい長寿のしるし」とされ、かんざし、櫛、箸などが各地の大名に愛用されましたが、元禄時代には「奢侈禁止令(贅沢を禁じる法令)」により、手に入りにくい貴重なものとなりました。

現代でもワシントン条約により、材料が手に入らない状況が続いています。

べっ甲は9月4日の誕生日石です。

べっ甲の石言葉

  • 未来
  • 予知
  • 生命力

こんな人におすすめ!

  • 穏やかに生きたい
  • 周囲の人間と良好な関係を築きたい
  • 妊娠・出産のお守りがほしい

相性の良い石

べっ甲✕パール…魔除け・心身の浄化

べっ甲✕ムーンストーン…転機での正しい道を示す

べっ甲✕サンゴ…妊娠・出産のお守り

べっ甲の浄化方法

浴水太陽光月光セージ水晶
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