スコロライトの基本情報
名称 | スコロライト・藤雲石 |
鉱物種 | クォーツ |
硬度 | 7 |
産地 | ブラジル |
スコロライトの特徴
スコロライトは、水のコップにミルクをほんの数滴落としたような半透明の乳白色の石です。そこにうっすらと藤色が表れているのですが、その色の出方がなんとも幻想的な魅力があります。
石の厚みや光の加減・角度によって、紫色にピンクや青・オレンジなどの色が複雑に混ざって見えたりもするところから、「ラベンダークォーツ」「ムーンライトアメジスト」「ピンクファイヤーアメジスト」「ハイドレンジアクォーツ」と、名称もさまざま。そもそも「スコロライト」も正式名称ではなく流通名の一つなんです。
複数の名称があるのは、人を魅了するカラーももちろんですが、この石が流通してからまだ十数年しか経っていないことが理由かと思います。
スコロライトはアメシストに加熱処理をして作られた石です。
アメジストに加熱処理を施した天然石は、スコロライトのほかにシトリンやアメトリンがあります。
アメシストから生まれるスコロライト
天然石を加熱することで色や透明度を改善する手法は古代エジプトや古代インドより行われてきました。
アメシストを高温で二度加熱することにより紫の色が抜け、石は乳白色になります。そこに放射線処理をすることで淡い紫色になるといわれています。
ちなみに「放射線処理」と言っても放射能を照射しているわけではなく、電子照射なので安全です。
けれども昔は原子炉を用いた着色が実際にありました。放射能処理は美しい着色が可能でしたが、膨大なコストがかかる上に石は危険物質になるという残念な結果になったため、今では安全な処置法に変わり、名前だけが残った形です。
アメシストは加熱温度によって色が変化し400~450℃では黄色、500~550℃でオレンジ色に、600℃以上の加熱で無色になることが知られています。
一般的に市場が宝石としての価値を認めている処理は「軽度のオイル・樹脂含浸」「加熱」
で、それ以外の処置は市場では認めない処置となり、スコロライトの放射能処置は宝石としては認められない処置ですが、それゆえリーズナブルで気軽に楽しめる石と言えます。
スコロライトの石言葉
- 自分らしさ
- 純愛
- 素直
- 解放
- インスピレーション
こんな人におすすめ!
- 人付き合いが苦手
- 些細な事でも気になる時がある
- 自分らしさを出したい
- 恋愛面でいい人と巡り合いたい
- 心や身体の緊張感を取り除きたい
- 自己肯定感を上げたい
相性の良い石
スコロライト✕アメジスト…自然体の自分でいられる
スコロライト✕ブルーカルセドニー…周囲の人間と良好な関係を築く
スコロライト✕クンツァイト…恋愛・愛情運アップ
スコロライトの浄化方法
浴水 | 太陽光 | 月光 | セージ | 塩 | 音 |
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◎ | ✕ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
浴水 | ◎ |
太陽光 | ✕ |
月光 | ◎ |
セージ | ◎ |
塩 | ◎ |
音 | ◎ |