サヌカイト

サヌカイトは香川県を中心とした日本の限られた地域でしか産出されない非常に珍しい鉱物です。

1300万年前の瀬戸内海地域に噴出したマグマが冷え固まった安山岩だと言われています。特徴としては色は黒でガラス質。顕微鏡で確認すると、極めて緻密で細粒なガラス、斜方輝石、磁鉄鉱、斜長石などで構成されていることがわかります。

サヌカイトは、日本各地を調査していたドイツ人鉱物学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマン氏が国へ持ち帰り、その後バインシェンク氏が研究し産地香川県の「讃岐」にちなみ「サヌキット」と命名。それを英語読みしたのがサヌカイトと言われています。

2016年、日本地質学会が香川県の「県の石」に選定しました。

サヌカイトは非常に硬くてガラスのように鋭利に割れる性質があり、古代では打製石器や磨製石器に使用したり槍先や矢じりに用いて、シカやイノシシなどの狩りに活用されてきました。

また叩くと鉄琴ような美しい高色を放つことから「カンカン石」とも呼ばれ、讃岐の人々に親しまれてきました。音の出る珍しい石ということで、木村草也著「三崎誌」や木村亭著「雲根志」などに紹介され、近世の歴史書にも多く記載されています。

現代でも石の打楽器の石琴や風鈴、玄関のベルの代用やコンサートに使う楽器にも使われており、その音色は昔と変わらず愛されて続けています。

1964年の東京オリンピックの開会式の会場でも、サヌカイトの音色が鳴り響きました。

この音色は癒し効果のある1/ｆゆらぎが認められ、癒しだけでなく邪気も払うと言われるほど美しい音だとか。聞いてみたいですね！

サヌカイト✕ローズクォーツ…縁結び・恋愛成就

サヌカイト✕…ガーネット…勝負運

サヌカイト✕クリスタル…魔除けの御守り

浴水	太陽光	月光	セージ	塩	クリスタル	音
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