スターサファイア

スターサファイアの基本情報

名称	スターサファイア
鉱物種	コランダム・鋼玉
硬度	９
産地	スリランカ・ミャンマー・マダガスカル　など

スターサファイアの特徴

ダイヤモンドの次に硬いとされるコランダムの鉱物の中で、赤以外の色をサファイアと呼びます。
サファイアの多くは、微細なルチルのインクルージョンが含まれています。
インクルージョンを充分に含んだサファイアをカボションカットなど球面に研磨すると、スター効果と呼ばれる3本の光の筋が表れます。スター効果(アステリズム)とは、光が当たることで120度で交わる三本の光の筋が表れる現象のことをいいます。
そんなスター効果を持つサファイアのことを、スタールビーと呼びます。

サファイアは古くから神聖な石とされ枢機卿や司祭などの聖職者が指輪などにして身に着けていました。特にスターサファイアは、3本の光の筋をそれぞれ“信頼・希望・運命”を象徴すると考えられ、「運命の石」と呼ばれたり、「神の叡智を授ける石」と考えられていたようです。

スター・オブ・インディア

世界手にも有名なスターサファイアとして名前があがるのが、インドの星と名図けられた「Star of India」です。シルキーなブルーのサファイアに、針状ルチルのインクルージョンによって6条のスターが表れます。さらに、光のあたる角度によって4条、6条、12条など然りの筋がかわる、大変珍しいアステリズム効果を見せてくれます。
このサファイアの大きさは、なんと563カラット！もはやどの位の大きさなのか分からない！現在はアメリカ自然史博物館内の「モルガン・コレクション」のひとつとして展示されているので、実物を見て大きさを確認したいですね！

スターサファイアは9月21日の誕生石です。