サードニクス

サードニクスの基本情報

名称	サードニクス（サードニックス、サードオニキス、サードオニックス）
鉱物種	サードニクス・紅縞瑪瑙（べにしまめのう）
硬度	6.5-7
産地	ブラジル・ウルグアイ・インド　ほか

サードニクスの特徴

サードニクスはサードニックス、サードオニキス、サードオニックスなどと呼ばれる玉髄類のアゲート(瑪瑙)に分類された、明るい橙色から赤褐色の中に白のしま模様を持つオニキス(しまめのう)がサードニクスです。
サードニクスの赤色は、鉄分の含有により発色しているのですが、採石時そのほとんどは、褐色を含んだ色味であるため、加熱処理といったトリートメントを施すことで、色調を調整し安定させたものが多く流通しています。

サードニクスは古代より宝石として重要視されてきました。
新約聖書の『ヨハネによる黙示録』には、聖なる都エルサレムの城壁の土台は、12種類の宝石で飾られていたと記載されており、サードニクスは12種類の宝石ひとつとして名前があげられます。「12種類の石」の記述は、現代の誕生石の元となったと考えられています。
誕生石が聖書からきているとは、驚きの発見ですね！

サードニクスは産出量が多い石のため、比較的リーズナブルに手に入れることが出来る石です。サードニクスは鮮やかな２色構造であることから、カメオ(浮き彫り)やインタリオ(沈み彫り)の素材として重宝され、古代ローマ時代より様々な装飾品に用いられていました。
宝飾品以外にも、彫刻作品、装飾品、印章などに幅広く利用されています。

またサードニクスは石言葉でもあるように、古くから「夫婦和合の石」とされてきました。
赤と白の相対する性質は「陰・陽」の象徴であり「女性と男性」を表現します。　

サードニクスは8月の誕生石であり、1月25日の誕生日石です。