オーストラリアサファイア

オーストラリアサファイアの基本情報

名称	オーストラリアサファイア
鉱物種	コランダム、青玉（せいぎょく）、鋼玉（こうぎょく）
硬度	9
産地	オーストラリア

オーストラリアサファイアの特徴

コランダム中に微量成分のクロムが1％以上含まれると「ルビー」となり、鉄・チタンなどが含まれると「サファイア」になります。赤色の「ルビー」以外は全て「サファイア」で、産地によってもその色合いは違ってきます。青以外のサファイアは「ファンシーサファイア」に分類されます。

ディファレンシーではオーストラリア産でとれたサファイアに対して「オーストラリアサファイア」と名付けしています。

オーストラリアサファイアは火山活動が深く関係していて、宝石の原石が含まれる母岩は「玄武岩」であることがよくあります。通常、このタイプはミャンマー産など「大理石」の中で形成されるサファイアよりも青色が濃い石になります。また、強い緑の多色性色成分を持つこともたびたびあります。

オーストラリアのサファイアはダークブルーのものが多く、石によってはほぼ黒に見えるものも。もちろん明るい色味の石もあり、なかには一つの石に複数の色が入るバイカラーやパーティカラーの石も見られます。
深い青と緑が絶妙に入り混じるのが魅力の「ティールサファイア」も、オーストラリア産が多いです。また、オーストラリアは「ブラックスターサファイア」や「グリーンスターサファイア」「イエロースターサファイア」「ブルースターサファイア」などといった希少カラーの産出地です。