ムーンストーンの基本情報

名称ムーンストーン
鉱物種オーソクレーズ/正長石
硬度6-6.5
産地インド・スリランカ・ミャンマー ほか

ムーンストーンの特徴

トロリとした乳白色の石の中に、青白い光が浮かぶムーンストーン。
あの内側から輝くような幻想的な光は「アデュラレッセンス(シーン・シラー)」といい、ムーンストーン効果とも言われる大きな特徴となります。

ムーンストーンはオーソクレース(正長石)とアルバイト(曹長石)がパイ生地のように重なった構造になっています。その層に差し込んだ光が内部で重なり合って輝く現象が、アデュラレッセンス(シーン・シラー)です。

ローマ時代の歴史家・プリニウスの「博物」に記していることから紀元前1世紀ごろにはすでに発見されていた石ですが、当時はギリシャ語で石を意味する「セレニー」と呼ばれており、ムーンストーンの名がついたのは、1600年代になってからです。

恋のお守りからジュエリーへ

ムーンストーンは古くよりインドで多く採掘されているのですが、インドでは「神聖なもの」として、ムーンストーンは特別な扱いを受けてきました。
インドの月の神「チャンドラ」も額にムーンストーンをつけているためか、古代よりインドの聖職者はムーンストーンを身に着けています。
更にインドでは、ムーンストーンを持つ者は“愛が満たされる・恋愛成就”のパワーがあるとされ、新婚夫婦への贈り物として愛されてきました。

インドではパワーストーン効果を重視されていたムーンストーンですが、1900年代のアール・ヌーヴォー時代には、フランスの金細工職人であり宝飾デザイナーのルネ・ラリック氏がムーンストーンを使用した作品を世にだしました。
これが、ムーンストーンがジュエリーとして扱われるようになった原点と言われています。

ムーンストーンは6月の誕生石であり、1月16日の誕生日石です。

ムーンストーンの石言葉

  • 健康
  • 幸運
  • 恋の予感

こんな人におすすめ!

  • 女性的な魅力を高めたい
  • トラウマを克服したい
  • 宇宙への憧れがある
  • 安産のお守りとして
  • 愛を伝えたい人がいる

相性の良い石

ムーンストーン✕ピンクオパール…内面に隠された魅力を引き出す

ムーンストーン✕アマゾナイト…芸術的な感性を高める

ムーンストーン✕マラカイト…体のリズムを整える・安眠効果

ムーンストーンの浄化・お手入れ方法

薄い結晶が重なり合った構造のため、剥がれやすく割れやすい石。
超音波洗浄は避け、衝撃にも注意が必要です。

浴水太陽光月光セージクリスタル
浴水
太陽光
月光
セージ
クリスタル