オレンジカイヤナイト

オレンジカイヤナイトの基本情報

名称	オレンジカイヤナイト
鉱物種	カイヤナイト・藍晶石（らんしょうせき）
硬度	4.5－7
産地	タンザニア

オレンジカイヤナイトの特徴

カイヤナイトの主成分にはアルミニウムが含まれます。アルミニウムの一部を微量成分の鉄が置き換えることで、オレンジ色のカイヤナイトとなります。
2007年頃にタンザニアで発見されたオレンジカイヤナイトは、ほかのカラーのカイヤナイトに比べると歴史は浅い石となります。

歴史が浅いということと、今はタンザニアでしか発見されていないことでオレンジカイヤナイトは希少価値の高い石となっています。

同像異質の鉱物に「シリマナイト」と「アンダリュサイト」があります。硬度6.5-7.5のこの2つに比べ、カイヤナイトは割れやすい方向と割れにくい方向があるので硬度は4.5-7となっています。角度によって硬さが違うので「二硬石（にこうせき）」という別名を持っています。カイヤナイトは、膜がはがれるように割れる特性を持っています。

おいしそうなオレンジ色

深いオレンジ色は、ブルーカラーが多いカイヤナイトとは全く違うイメージに見えるかもしれません。カイヤナイト特有の束ねたような繊維状の結晶と、べっこう飴のようなとろりと可愛らしいオレンジ色が魅力で、口に入れたら甘いのでは？と錯覚を起こしてしまいそうです。
透明度が高いものほど希少価値があがりますが、不透明なものやインクルージョンがあるものも可愛らしいと人気があります。
カイヤナイト全般に言えることですが、オレンジカイヤナイトもとても割れやすい性質の鉱物です。うっかり落としたりどこかにぶつけたりしない様にくれぐれもご注意を。