ウォーターオパール

ウォーターオパールの基本情報

名称	ウォーターオパール
鉱物種	オパール・蛋白石
硬度	5-6.5
産地	メキシコ・オーストラリア

ウォーターオパールの特徴

ジェリーオパールやクリスタルオパールなどの別名を持つウォーターオパール。
まるで虹がジェリーに包まれたような見た目と、角度によって表れるオパレッセンス（青みのある光沢）が特徴的な、内包物がほとんどない純粋なオパールです。

プレイ・オブ・カラー（遊色効果）は、はっきりと色の断片が表れるのではなく、かすかな色の輝きが宝石の上でキラキラと踊っているように見えます。
ぜひ一度お試しいただきたいのは、光を当てて見ること。オパールの名の由来がサンスクリット語の「最上の宝石」という意味ということに納得できるはず。

たくさんの言い伝えを持つ魅惑のオパール

オパールは古代ローマの時代からから幸運のお守りとされ、持ち主に美しさと成功、そして幸せを運ぶとされていました。

しかし19世紀には、ウォルター・スコットのベストセラー小説の影響により「オパールは悪運をもたらす」という迷信が広がり、人々はオパールを敬遠するようになりました。けれど、この不名誉は迷信はビクトリア女王によって終止符が打たれます。
ビクトリア女王は王室の結婚の贈り物にオパールのジュエリーを使用したのです。その事により、オパールは再び幸運をもたらす石として愛されるようになりました。

また美容効果もあるとされ、今でもスカンジナビアの女性はオパールのヘアバンドを愛用して白髪を予防するそうです。オパールには癒しの力だけでなく、心を活性化させて魂を若返らせると信じられているからです。

オパールは10月の誕生石です。